レイニーサイドハーパーズパブ

金属弦ケルティックハ-プ奏者「坂上真清」のCD情報、これまでの演奏動画など中心に紹介しています

3.11 と「3月の鐘」

 

   

 

2011年3月6日

3.11震災の5日前に音や金時で

フェオエ が初演した「3月の鐘」は

その日時も含めいくつかの偶然が重なり

~春を待つ雪解けの風景~  という

最初の意図から

もっと大きな意味を持ち始める。

 

2013年に制作された東北復興支援CD

久遠の鐘 のラストに収録され

2015年 震災を裏テーマにした芝居

東京演劇アンサンブル「無実」の

OPのシーンに使われた。

 

3月の鐘 というタイトルから

最初から 久遠の鐘 の為に作られた様だけど

実はまったくの偶然だった。

 

無実 も演出家の人が福島出身という事で

元々そういう裏テーマになっていて

OPに 3月の鐘 を使われたのも偶然。

 

久遠の鐘のCDライナー解説には

以下の文が記載された。

 

雪に閉ざされた世界に遠くから春の到来を告げる鐘の音が聞こえ始める。少しずつ雪が解けだし水滴はやがて1つの水の流れとなってそこには新たな希望が見えてくる。

 

曲作りの最初のイメージだった

深い雪の風景から

春を気配を感じる鐘の音が、、、

というのもそのまま震災復興の

大きなテーマと結びつく。

 

そして今はもう

3月の鐘 は祈りの音楽として

はっきりと自分の中に存在していて

だからこそ最新の 蒼を奏でる にも

2023年の新しいバージョンとして

自分の名前の作品の中に残した